数息観

数息観

精神を集中するための要。

吐く息と吸う息に意識を集中する方法です。

吐く息を長くして、吸う息を短くすると、心の安定が得られます。たとえば、 吐く息を15秒、吸う息を7秒ぐらいしにして、ゆっくりと呼吸をします。

吐く息と吸う息を1回として、5回くらいまで数えたら、もう一度、1から始め、5まで数えます。 この呼吸の集中を繰り返します。

呼吸を数える時は、必ず数字を頭の中で思い浮かべ、その数字がどこまで進んでいったかを、しっかりと確かめながら 呼吸をします。頭に浮かぶ数字がどこかへ飛んでいってしまった場合は、集中が途切れた証拠です。

補足説明

呼吸の集中は、非常に難しく、必ず、雑念によって途切れます。それに気づくだけでも大きな効果があると思います。 呼吸に集中できるようになると、心が安定し雑念も減っていきます。

トップページ
仏教の基本
サイト紹介