瞑想方法
瞑想方法の一例
@半跏趺坐で読経。
A結跏趺坐にして別の経典を読経。
B結跏趺坐のまま、数息観に入って凝念を行う。
このように漸次に心を静めていくと、時々、集中が持続して静慮に入ることができます。
半跏趺坐(結跏趺坐)は、正座でもいいし、椅子に座ってもいいと思います。
語意の説明
半跏趺坐=左足を右のももの上にのせるだけの簡易的坐法。 結跏趺坐=両方の足の裏が天上に向く正式な坐法。 数息観=呼吸を数えることによって精神集中をする手段。数息観。 読経=深い呼吸を得るために小声で経を読む。経典は般若心経、法華経、維摩経、観音経など。 凝念=あるひとつのことに心を集中すること。具体的には数息観。 静慮=しっかりと集中していることが自覚できる状態。禅那。ディアーナ。
瞑想を深める読経の方法
深い呼吸を伴う読経は、心を静め瞑想へ導く働きがあります。
経文を読み続け息が切れたら、すぐに息を丹田に流れるように吸い込み、次の経文を読みます。
経文を読んでいる時の吐く息をできるだけ長くして、吸い込む息を短めにします。
経文は、経典ではない聖書や詩歌などでもいいと思います。