四字熟語
五蘊盛苦
【ごうんじょうく】
色受想行識は常に変化している。それが故に苦しみを生む原因となる。これこそがブッダの悟った真理、苦諦と集諦である。
不立文字
【ふりゅうもんじ】
ブッダが悟った真理である四諦は、言葉で現すことが難しいが故に、個人が自ら体験し得るものである。
直指人心
【じきしにんしん】
人の心の様子を明らかにする為には、自分自身の心の動きをひたすら観察し続けるしかない。繰り返し観察することが自らの心を知る手掛かりとなる。
結跏趺坐
【けっかふざ】
坐蒲を尻の下に置き、その上ですわる方法。調息、調心とともに坐禅の礎を成すもの。左のももの上に右の足をのせ、右のももの上に左の足をのせて、両足の裏が上を向き 両ひざが床に着くようにすわる。重心が丹田に落ち着くように、尻と両ひざの3点で、ずっしりとすわる。
意馬心猿
【いばしんえん】
人の心と意志ほど手に負えないものはない。意志は馬の如く執着し、思いは猿のように、あちこちに動き回る。
五蘊皆空
【ごうんかいくう】
色受想行識の全てが空であるということ。五蘊を空と見ることによって苦から離れることができるということ。般若心経で説かれている有名な言葉。
六根清浄
【ろっこんしょうじょう】
五つの感覚器官(目耳鼻舌身)から生まれる、誘惑に影響を受けない純粋な意識。色声香味触法が直接的で歪められていない状態。円満覚性。